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四十年間、「良き妻」「良き隣人」として平穏な日々を送ってきた六十六歳の佐伯佳江。 しかし、夫が留守にした猛暑の午後、熱中症で倒れかけた彼女を助けたのは、生け垣の向こうに住む七十一歳の隣人・岸本隆平だった。 彼の冷房の効いた密室に運び込まれた佳江は、紳士的な仮面を脱ぎ捨てた隆平の強引で執拗な愛撫に、長く閉ざしていた女の悦びを暴力的なまでに呼び覚まされていく。 日常と隣り合わせの壁越しで繰り広げられる、背徳と狂熱の密事。 果たして、彼女が堕ちていく深淵の先にあるものとは――。 総字数 約12,500字
かつての「高嶺の花」真壁詩織は、四十九歳になってもなお、一分の隙もない完璧な女神だった。だが、成功を収めた及川竜也は知っていた。その厚みのあるスーツの下に、抗い難い歳月と情欲が隠されていることを。ホテルの密室で暴かれる、重力に従順なしだれた乳房と、沈み込むような肉の感触。十年越しの憧憬は、残酷な「答え合わせ」へと変貌し、理性の鎧を脱ぎ捨てた女神は、若者の熱量に翻弄される一匹の雌へと堕ちていく。 総字数 約6,500字
定年退職し、規律正しく孤独な余生を送る68歳の元国語教師・岡崎文子。娘に勧められ渋々訪れたタンゴ教室で、彼女は野性的な魅力を放つ70歳の男・進と出会う。強引に腰を引き寄せられ、未知の熱に触れた瞬間、文子の中で分厚い氷が音を立てて崩れ去った。「あなたは他人に支配されるのが怖いんだ」――図星を突かれ、逃げ場のない防音室へと導かれた彼女は、鏡の前で己の奥底に眠っていた欲望を無惨に暴かれていく……。果たして彼女が行き着く狂熱の果てとは――。 総字数 約12,000字
都心の一等地「グランドレジデンス広尾」で、誰もが羨む「気高い未亡人」として生きる瀬戸佳乃、六十五歳。しかし、高価なシルクのドレスの下で、彼女の魂は窒息しかけていた。 そんな彼女の正体を見抜いたのは、同じマンションに住む謎めいた老紳士・桐生雅彦だった。「名前も、過去も、社会的立場もすべて捨てる」という背徳のゲームに誘われた佳乃は、自ら仮面を脱ぎ捨て、雅彦の「玩具」となる道を選ぶ。 孫に向ける慈愛の微笑みの裏側で、夜な夜な繰り返される暴力的なまでの快楽と汚辱の儀式。彼女は、崩れ去るプライドの中に、唯一無二の「生の輝き」を見出していく――。 総字数 約15000字
夫を見送り、静かな余生を送る六十七歳の千代子。そんな彼女の凪いだ日常を破ったのは、四十年前、親の猛反対で引き裂かれたかつての恋人・正和からの突然の連絡だった。鎌倉での再会。上品なディナーのテーブルの下で始まる、熟れた身体への濃密な挑発。妻や母としての顔を剥ぎ取られ、ただ一人の「女」として貪られる千代子の理性が崩壊していく……。四十年の空白を埋める、血を吐くような純愛と狂乱の情事の行方は――。 総字数 約11,000字
夫を見送って五年。六十三歳の志摩亜紀子は、自分の身体を「潤いを失い、静かに朽ちていくのを待つだけの古い器」だと思い込んでいました。 しかし、秋色に染まる京都・嵯峨野の古刹で、彼女は元一級建築士の滝沢賢一(六十八歳)と出会います。 「古い木材を継ぎ、補強することで、建物は再び命を吹き込まれる。人も同じではないでしょうか」 賢一のその言葉は、亜紀子が自ら見捨てていた「女」としての部分を深く射抜きました。その夜、嵐山の老舗宿。月明かりの下で賢一の指先に触れられた瞬間、亜紀子の全身を数十年も忘れていた強烈な衝動が駆け抜けます。 建築物の細部を愛でる職人のような手つきで、執拗に、かつ慈しむように重ねられる愛撫。闇に紛れる情事から、朝陽を浴びる秘湯での濃厚な交わり、そして現実の街・東京での剥き出しの焦燥へ。 賢一によって「最高に熟した果実」と称えられた亜紀子の身体は、かつてないほどの瑞々しい輝きを取り戻していきます。 それは単なる情事ではなく、人生の後半戦を鮮やかに彩るための「魂の再生」の物語。 総字数 約12,000字
深夜の宿、離れ客室に現れたのは凛とした美しい女将・志津子。彼女は自らの老いと「崩れた」肉体に強い羞恥を抱いていたが、二十歳の大学生・陽介はその生々しい「重み」と熟れた肉の粘り気に激しく欲情する。若く暴力的なまでの熱量で蹂躙され、かつて「伝説の美女」と謳われたプライドは音を立てて崩壊していく。抗えぬ快楽と重力に身を委ねた先で、彼女が見つける真の悦びとは――。 総字数 約8,000字
「こんなオバサンでごめんね」――そう謝る私を、彼の若く灼熱のような肉体が強引に塞いでいく。一度の過ちで終わるはずだった関係は、彼の底なしの性欲と無垢な好奇心によって、泥沼の愛欲生活へと変貌した。 止まらない・萎えない19歳の肉棒に翻弄され、開発されていく熟れた身体。恥ずかしい場所も、情けない姿も、全てを晒し、私は彼の色に染められていく……。 背徳感と快感が交錯する、濃密な官能の記録。 総字数 約13000字 〈本文より〉 そこで働く一人の少年に、友佳は密かに注目していた。彼はまだ19歳。諸事情で●●を中退し、通信制に通いながら夜は居酒屋で働いているという。自分と同じ年の母親がいると聞き、一瞬、時の流れの早さを感じたが、それ以上に、彼の若さ特有の危うげな影と不器用な情熱が、友佳の心を惹きつけていた。 ある夜、仕事終わりの高揚感もあり、友佳は思い切って彼を飲みに誘った。「この後、もしよかったら一杯どう?」少年は一瞬驚いた顔をしたが、すぐにこくりと頷いた。 〇 一度射精した男性が再び立ち上がるまでには、相応の休息が必要なはずだった。けれど、今、友佳の太ももに押し付けられている熱い質量は、そんな常識を嘲笑うかのように、ドクンドクンと脈打ちながら硬度を増していた。 「凄い……さっきイッたばかりなのに、どうしてこんなに元気なの……」 友佳が感嘆の声を漏らしながら、白く細い指を絡ませてゆっくりとしごき始めると、彼は気持ちよさそうに目を細めた。皮を剥いて亀頭を露出させると、彼のモノはビクンと跳ね上がった。 〇 立ちバックの体勢で激しく突き上げられ、友佳の体は冷蔵庫に何度も打ち付けられた。食器棚のグラスがカタカタと微かな音を立てる。彼の興奮はそれだけでは収まらなかった。何を思ったか、彼は手を伸ばし、すぐ横にある台所の窓をガラリと大きく開け放ったのだ。 パン、パン、パン! 静かな午後の住宅街に、肌と肌が激しくぶつかり合う卑猥な音が響き渡る。「やん、そんな音立てたら……外に聞こえちゃう!」友佳は慌てて口元を押さえたが、その声は恐怖よりも興奮で上ずっていた。
倉田優佳は、来月に結婚式を控えている、ごく普通のOL。ある金曜の夜、会社の先輩である智子に拝み倒され、取引先の男性・鈴木拓也との飲み会に付き合うことになった。 穏やかで紳士的に見えた鈴木。だが、酒が進むにつれ、智子の強引さはエスカレート。終電を逃した挙句、「優佳の部屋で飲み直そう」と言い出す始末。断り切れない優佳は、渋々二人を自室に招き入れた。 そして翌朝。智子は「仕事がある」という身勝手な理由で、まだ眠っている(はずの)鈴木を部屋に残し、優佳のもとから一人で去ってしまう。 ワンルームマンションという密室に、昨夜とは別人のように欲望を隠さない鈴木と、二人きりにされた優佳。 「帰ってください!」と必死に抵抗する彼女だったが、男の執拗な懇願とむき出しの欲望からは逃れられず……。 たった一夜の過ちが、婚約者を愛する優佳の心を、取り返しのつかない快楽と絶望で満たしていく。 総字数 約9000字 〈本文より〉 鈴木に案内されて入ったのは、彼がよく利用するという隠れ家のようなダイニングバーだった。照明が落とされた店内を抜け、通されたのは完全にプライベートが保たれた個室。厚い扉が閉まると、街の喧騒が嘘のように遠ざかった。 席について改めて鈴木を見ると、彼は優佳のことをじっと見つめていた。その視線に気づき、優佳は少し頬が熱くなるのを感じた。彼は、可愛いというよりは美人だ、とでも思っているのだろうか。 〇 「ちょっと智子さん! 鈴木さんはどうするんですか!」 玄関先まで追いすがり、ほとんど悲鳴に近い声で優佳は訴えた。しかし、智子は悪びれる様子もなく、ひらひらと手を振るだけだった。「大丈夫だよ、大丈夫。なんかあったら電話してよ。とにかく時間だから、じゃあね!」 その無責任な言葉を最後に、玄関のドアは無慈悲に閉ざされた。優佳は、一人、部屋に取り残された。床に敷かれた布団からは、相変わらず鈴木の静かな寝息が聞こえていた。 〇 「きゃっ……! ちょ、ちょっと、困ります!」 それが鈴木だと認識した瞬間、全身の血が凍りつくような感覚に襲われた。「だってさ、俺、我慢できなくなってきちゃったよ……」 囁くような、しかし欲望に満ちたその声は、優佳の恐怖をさらに煽った。 「そんなこと言われても困ります!そっちの布団に戻ってください!じゃなければ、帰ってください!」 本気の怒りと拒絶を込めて、優佳は声を振り絞った。しかし、鈴木は引き下がるどころか、さらに体を密着させてくる。
「あの時、あんな風に断らなければ……」 数年前、熱烈なアプローチをいなした年下の元後輩・瀬川くん。数年ぶりにショッピングセンターで偶然再会した紗理奈は、既婚者でありながら、彼のまっすぐな好意を拒絶しきれなかった自分を思い出す。 激しいスコールが二人を車内という密室に閉じ込めるまでは、単なる懐かしい再会のはずだった。 雨音だけが響く空間で、肌が触れ合い、熱が伝わる。理性を溶かすほどの背徳的な時間が、今、始まる――。 総字数 約8500字 〈本文より〉 「瀬川くーん」 自分が発した声が、思ったより大きく響いた。「ん?」と、彼が怪訝そうに振り返る。紗理奈の顔を認識した瞬間、彼は「あ!」と短く声を上げ、驚きに目を見張った。 「お久しぶりです」 慌てて頭を下げる彼に、紗理奈は近づきながら笑いかけた。 「すごい偶然ね。瀬川くん、久しぶり」 彼が前の会社で同じグループにいた頃、紗理奈は三十代半ば。彼はまだ二十代後半だった。 ただ、彼が自分に向けていた視線が、単なる先輩への尊敬だけではないことにも気づいていた。 〇 「じゃあ、雨がやむまで一緒にいたいです」 瀬川くんの真っ直ぐな言葉が、雨音の合間を縫って鼓膜を揺らす。紗理奈は「よいしょ」と小さく声を漏らし、濡れたブラウスのボタンに手をかけた。彼の視線を感じながら、後部座席で器用にブラウスを脱ぎ、下に隠れていたキャミソール姿になる。 「紗理奈さんの肩のライン、凄い綺麗ですね」 静寂を破った瀬川くんの声は、以前よりも低く、大人の男のものだった。露骨な視線に、紗理奈は頬が熱くなるのを感じる。 「ちょっと、あんまり見ないでよ。もうおばさんだから」 「おばさんなんかじゃないですよ。どう見ても、俺と同世代か年下に見えますって」 〇 もう、我慢の限界だった。 「瀬川くん、もう入れて!」 理性のタガが外れた自分の声が、車内に響く。「でも、ゴム持ってないです」 一瞬、彼の動きが止まり、現実的な言葉が投げかけられる。 しかし、紗理奈の欲望はもう止まらなかった。 「いいから、そのままで!」 喘ぎながら彼を見つめる。もうどうなってもいい、という破滅的な衝動が、紗理奈を突き動かしていた。瀬川くんはコクリと頷くと、紗理奈の体を後部座席に深く座らせ直した。 「中で出さないようにしますから」 そう耳元で囁くと、熱く膨張した先端が、紗理奈の熱く濡れた入り口に押し当てられた。
アラサー人妻の紗理奈は、夫の草野球仲間である大学生の大輔と出会い、惹かれあう。ある夜、大輔を夕飯に招いた紗理奈は、夫が酔い潰れたあと大輔を自宅まで送ることにする。その帰り道、「セックスしましょう」と誘われた紗理奈は、初めは取り合わなかったものの、大輔の情熱に押される形で禁断の交わりを結んでしまう――総字数 約9000字※パッケージ画像のみAIを使用しています。
博子は免許合宿のために家を出て、一ヵ月ぶりに帰宅する。久しぶりに会う夫に抱かれていると、「いつもの博子らしくないな、何かあったのか?」と問われる。「何もないよ」と誤魔化す博子だったが、激しくなる夫の追及に、とうとう合宿中に他の男に抱かれたことを告白するのだった。総字数 約7000字