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M物語(TSF_SM)編 Vol 2

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M物語(Tsf/SM小説)Vol 2

男→女への転換SM小説(ショートショート)を5編収録。


PDF 185頁(3DCG画像のオマケ付95枚)

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第一話 2050
高梨は1時間だけ女性として仮想世界を体験することになった。


しかし、現実の世界の1時間は仮想世界の1年に相当していたのである。


真理として順応する為に潜在意識の中に植え付けられていた女性としての感情が
高梨を変えていく。

そして現実の世界に戻った高梨を待ち受けていたものは・・・・

第二話 2051
バーチャル体験を終えて現実の世界に戻った高梨であったが、戻った身体は
仮想空間で過ごした真理の身体であった。

多額の借金を背負うことになった高梨は
エリート社員としての道を諦めバーチャルガールとして働くことになる。


しかし、真理の身体にはセクサロイドとしての機能が埋め込まれていたのである。



第三話 臨床実験
予備校生の篠原はアルバイトで臨床実験に参加することになった。

しかし
思わぬ副作用により新たな臨床実験に参加することを余儀なくされる。

それは
男性を女性に変える臨床実験であったのだ。



第四話 ニアミス
多次元世界の接近により二つの世界が干渉してしまった。

二つの世界は殆ど
同じ世界ではあるのだが、唯一、エリート課長の遠藤とOL瑞穂の立場が逆転
している世界であった。

瑞穂が現実逃避を考えてしまうと、遠藤は瑞穂の身体と
入れ替わってしまうのである。



第五話 オークション
はじめてネットオークションに出品した美奈子であるが、誤って商品名に自分の
名前を記載してしまっていた。

誤りを訂正する間もなくオークションは終了してしまう。


その日から美奈子には何者かの意思による災いが降りかかってくるのであった。



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ニアミス 序章 白昼夢

東京の郊外に建てられた高層ビルの地下には厳重にガードされた大きな部屋
があった。

この部屋は世界最高機密レベルSとして極秘の内に設置されており
その存在を知る人間は世界中を探しても10人の職員を除いたら両手で数えら
れるほどであろう。



数分前からこの部屋の中央に配置されたコントロール装置のディスプレーに
非常事態を知らせる赤いランプが点滅しているのである。



「どういう事だ?ミュウ」
金髪で細身の男性が隣でキーボードを操作している女性に向かって話し掛けた。


しかし、女性は男性の言葉が聞こえているのかいないのか、キーボードを打ち
続け答えようとしない。

しばらくして女性の細く白い指が動くのを止めた、男
が再び話しかけようとすると、それを見越したようにミュウと呼ばれた女性の
可愛い唇が動いたのである。



「マーク!わかったわ。

スクリーンを出すわね。



ミュウと呼ばれた女性がキーボードのENTERキーを押すと、大きな部屋の
空間に巨大な立体スクリーンが映し出されたのである。

立体スクリーンの中に
は無数の小さな発光点が蠢いている。



「ブロックT25648のワールド」

確かに立体スクリーンの中にT25648の立体文字が読みとれる。



「警報の原因はこの二つの世界ね」

ミュウが再びENTERキーを押すと、無数の点は消滅し二つの点のみが残っ
た。



「この二つの世界がどうかしたのか?」
「ちょっと待って」

二つの点から赤い糸のようなものが表示された。



「これが今までの経緯で・・・こっちが予想経緯」

スクリーンの中で二つの点から青い線が引かれたのであった。

そして二つの線
は交わるようにしばらく伸びた後、再びそれぞれの奇跡を描き出したのであっ
た。



「このままだと二つの世界はニアミスを起こすな」
「えぇ、本日の12時15分から約一週間が同調の危険時間帯ね」
「二つの世界が融合した場合、この世界への影響は考えられる?」
「もちろん影響もなんらかあると思われますが、どのような影響かは予測出来
ないわ」
「至急、ニアミスの原因を追求してくれないか」
「えぇ」

西暦2300年、21世紀にアウゼンによって提唱されたブラウン多次元理論
は昨年立証されたばかりなのである。

人類は現在、過去、未来に存在する無数
の世界を監視する技術を手に入れたが、介入は出来ない状態であった。



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「木村君!」

窓際にある課長席から遠藤学は今年入社したばかりの木村瑞穂を呼んだのであ
る。

窓際というと仕事が出来ないような印象を受けるが、営業一筋の彼は入社
以来つねにトップの成績を維持し、昨年、30代前半では異例とも言える課長
への昇進を果たしていた。



木村瑞穂は課長の遠藤に名前を呼ばれ一瞬心臓の止まる思いをしていた。

営業
畑一筋の遠藤は声が大きい上に、このように呼ばれる時は決まって何かのミス
を発見した時なのである。



「はい」

木村瑞穂は蚊の鳴くような返事をすると自分の席を立って課長席の前に来た。



「なんだね!これは・・・・、間違えだらけじゃないか」
「はい」
「ここは、これと、これを加算するんだろ?、こっちも・・・」
「すみません」
「これは足し算が違っているし」
「はい」
「はい、じゃないよ。

式を入れるだけでコンピュータが自動計算をしてくれる
だろ!大して頭を使わなくて済む仕事もろくにできないのか??」
「すみません」
「よく、これで短大を卒業できたものだ。

可愛いだけじゃ仕事は務まらないぞ」
「・・・・・」
「君は前にも同じミスをしただろ?、少しは注意をしなさい」
「はい」

殆どの人が外出しており20名程の営業第一課のフロアーには3,4名程度の
営業マンが残っているだけであるが、遠藤の声は隅々まで届くような大きな声
であった。



「君は3時からの会議で僕に恥をかかせるつもりなのかね?」
「そんな・・・」
「わざとしているとしか考えられない。

そうでなければ救いようのない・・・」
「・・・・・・」

遠藤は自分が少し言い過ぎたと思い言葉を途中で切った。

木村瑞穂の瞳が赤く
なっているのである。



「もういい、早く直してくれ」
「はい」

瑞穂の瞳からは今にも涙が溢れ出そうなのである。

遠藤は泣かれては困ると考
え、怒っている感情を押し殺した。



(すぐに女は泣くから扱い辛いんだ。

一種の特技だな・・・・これも)

丁度、その時、昼休みを告げるチャイムが鳴ったのである。

瑞穂が自分の席に
戻ると同僚の田中瞳が話し掛けてきた。



「大丈夫?瑞穂」
「ええ」
「気を取り直して食事に行きましょう」
「これを直してから行くわ。

先に行って」
「そう?わかたわ・・・早く来てね」

フロアーには木村瑞穂と遠藤学の二人だけとなった。

彼女は急に溢れてきた涙
を拭くと差し戻された資料の修正を始めたのである。



その時、突然、ビルが揺れ出したのである。

遠藤は平静を装っていたのだがい
つまでたっても揺れは収まらなかった。



「木村君、大丈夫か!」

遠藤が木村瑞穂の方を見ると彼女はこの揺れの中、黙々と資料の手直しをして
いるのである。

よく見るとどうもおかし、揺れているのは遠藤一人だけで机の
上に置かれた物も微動だにしていないのである。



目の前の光景が遠のきながら小さくなったと思うと暗闇が遠藤の前に広がった。


「なんだぁ?」

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「遠藤君、出来たかね?」

遠藤の視野が急に明るくなり目の前に光景が広がった。

遠藤は声の方向に振り
向くと見知らぬ男性が立って自分の方を見ているのである。

部長に声を掛けら
れたと思ったのである。

実際、このフロアーには遠藤を君付けで呼ぶ人間は部
長しか居ないはずなのだ。



「また、ボーっとしていたのかね」

見ず知らずの人間にそんな口をきかれる覚えは無いのであるが、その男は明ら
かに遠藤を知っているかのようなのだ。



(なんだ?こいつは・・・)
「どれどれ・・・」

男は遠藤のパソコンをのぞき込んだのである。



「もう少しだな、僕は食事に行くから今度はしっかり頼むよ」

そう言うと男はその場を立ち去ってしまったのである。

男の後ろ姿に声を投げ
かけようとした遠藤であるが、言葉を呑み込んだ。



見慣れたフロアーであることに違いないが、その光景はいつも見慣れた遠藤の
席から見る光景では無かったのである。

自分の席は少し離れたところに認めら
れた。

男はそちらの方向から現れたのであった。

そして遠藤の座っている席は
木村瑞穂の席だったのである。



確かに机の上には可愛い鉛筆立て、小さな鏡やカレンダーが置かれており遠藤
の記憶する木村瑞穂の机なのである。

また、パソコンには、先程、遠藤がチェ
ックした表が展開されておりシートが直されていた。



(いつのまに・・・移動したんだ?)

自分の席に戻うと、遠藤が腰を浮かすと、突然、下腹部に鈍い痛みが走ったの
である。



「うぅ・・」

再び、椅子に腰をおろして痛みの根元に目をやると。

そこには淡いグレーのタ
イトスカートとストッキングを穿いた可愛い太股があったのである。



(えっ?)

その太股は遠藤の思い通りに動くのである。

遠藤は自分の手を少し膨れたお腹
に充てた。

視野に入ってきた手は透き通るような小さな白い手であった。

指先
の爪は長く、ピンクのマニュキュアで綺麗に手入れもされている。



(まさか・・・)

遠藤は机の上にあった小さな鏡に顔を近づけ自分の容姿を確認したのである。


そこにはショートヘアーの女の子が映っているではないか。

どことなく木村瑞
穂に似ていた。

頬を指で摘まんで引っ張ると鏡の中の女性の頬も柔らかく伸び
たのである。



「痛い・・・・」

小鳥の鳴くような声が聞こえて来た。

こんどは膨らんだ胸に手をあてた。

まが
い物のバストではなかった膨らんだ胸は中身がしっかり詰っているのである。


それどころか乳首が磨れるように痛いのである。

ズッシリと痛い下腹部の痛み
が強くなったような気がする。



「瑞穂、何をしているの?」

遠藤は自分の胸から手を離すと慌てて声の方を見たのである。

そこには遠藤も
知っている田中瞳がいた。

木村瑞穂とは同期入社だったはずである。



「もう!なかなか来ないから戻って来ちゃったわよ」
「・・・・・・・」
「終わったの?」
「あっ、もう少し」
「今日は変よ。

・・・アノ日なんでしょ?」

遠藤は一瞬、田中瞳が何を言っているのかわからなかったのであるが、下腹部
の痛みがその答えを教えてくれたのである。



「私が変わってあげましょうか?」
「いいよ、自分でやるから」

遠藤は田中瞳の好意を断りパソコンに向かって電子シートを直し始めたのであ
る。

指の長い爪がキーを叩きづらくするのだがコツを覚えると大して苦ではな
かった。



「無理しないで帰った方が良いんじゃない?」
「大丈夫。

ありがとう」

遠藤は下腹部の痛みに堪えながらキーを叩き続けたのである。

シートを作りな
がら遠藤は今の状況を分析しようとしていたが頭は混乱し考えがまとまらない
のである。



(僕が瑞穂だということは・・・課長の僕はどこに行ってしまったんだろ)
(さっきの男・・・確か・・・木村と言う名札が胸に・・)

遠藤は先程の光景を思い浮かべていたのである。



(そうか、僕が遠藤瑞穂で・・・木村瑞穂が木村学・・・)
(でも、どうして・・・・突然)

どう考えても解はみつかりそうも無かったのである。

女の姿をした鏡に写る現
実の自分を説明出来るはずがなかった。



(なんで・・僕が、こんな痛みを堪えながら表を作ってなきゃいけないんだ)

考えはまとまらなかったが電子シートの作成がやっと終わったのである。

何故
か遠藤の中で満足感が沸いて来たのである。



(なんだ?・・なんで、こんな表を作ったくらいで満足しているんだ?)


再び遠藤の目の前が大きく揺れだしたのである。

先程と同じだった。

遠藤の目
の前は暗闇に閉ざされたのであった。




「課長!遠藤課長!!」

遠藤の目の前が明るくなった。

目の前には見慣れた木村瑞穂が嬉しそうに立っ
ていたのだ。



「できました」
「あっ、、あぁ・・ありがとう」
(幻覚だったのか?)

遠藤は受け取った表を見ると再びミスを発見してしまったのである。

遠藤には
このミスに思い当たるふしがあったのだ、確か田中瞳と話しをしながら・・・
式のコピーをしようとしていたところである。

うっかりコピーをしたつもりに
なっていたのである。



「よろしいですか?」
「ok、でも、変更があるかも知れないからデータで貰えるかな?」
「はい」
「良く頑張ってくれたね。

食事をして来なさい」
「はい」

木村瑞穂は嬉しそうに遠藤の席から離れていったのであった。

この時、遠藤は
変な幻覚を見てしまったと考えていたのだが・・・・・

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めぐみ二十歳の春

めぐみ二十歳の春

女の子への道を選択した僕は女性ホルモンの投与をはじめました。男性としての機能はすっかり衰えてしまい、もう後戻りはできません。--------------------------------------------カンセリングを受けながら本格的に女性への道を歩みだした主人公ですが精神的にも女性化は進んで行きます。友人から紹介された彼氏と付き合うようになった主人公は女性として初めての体験をします。自分が普通の女の子でないことでの葛藤、そして失恋。主人公は性転換手術を決意します。「めぐみ18歳の夏」の続編。ちょっと真面目なTG小説です。--------------------------------------------第1章 接吻(50%) ドックンドキドックンドキドキ・・・・・・部屋の中いっぱいに響いている音は僕の心臓の音です。昼は大学に通いながら、夜はMILKYPUBで働く生活が早くも1年を過ぎようとしています。(一年前の話は「めぐみ18歳の夏」を読んでください)「はぁ~」目の前にはミネラルウォーターのペットボトルと赤い錠剤が置かれていました。この赤い錠剤はプレマリン(0.625mg)という女性ホルモン剤です。いつものように大学の講義を聴き終えてからパブに出勤すると、先輩の愛さんが僕を待っていました。19歳の誕生日にと、この赤いプレゼントを手渡されたのです。愛さんの話では、女性ホルモンを始めるなら二十歳前の方が効果的だそうです。成長期が終わる前、男性としての骨格が形成され終わる前に女性ホルモンを投与することにより、より男性化を防ぎ、女性化を促進するのだそうです。 ドックンドキドックンドキドキ・・・・・・僕は1錠だけ手の平にのせると口の中に放り込み、ミネラルウォータで一気に胃袋の中に流し込みました。「・・・・」(なにも変わらない?)昔、リバイバル番組で手塚治先生のアニメ「メルモちゃん」を見たのですが、その中で主人公の身体はみるみる変化していました。僕の身体にはなんの変化もすぐには現れませんでしたが、僕の中で何かが変わったような気もします。精神的なものが「僕」から「あたし」へと変わったのかも知れません。全身がポカポカと火照っていました。「めぐみちゃん!お店を開けるわよ~!早くいらっしゃい!」愛さんの僕を呼ぶ声が聞こえて来ました。「はい。今、行きます」僕は急いで、お店での衣装に着替え、いつもと少し違って見えるドアを開けてみんなの待つフロアーに向かいました。「ちゃんと飲んだ?」愛さんに聞かれて僕は黙って頷きました。「うん、めぐみは素直で良い子ね。ちゃんと飲むのよ」「・・・はい」その日は「あっ」と言うまに夜の11時になってしまいました。もっとも、大学での講義は永遠とも思えるように長いのですが、アルバイトの時間はいつも短く感じます。もともと、この世界の仕事が僕には向いているのでしょうか?初めて飲んだホルモン錠剤は、仕事中ずっと僕の想像を掻き立てていたのです。胸はFカップ、股間には男性のシンボルは無く女性の性器が存在するのでした。もっとも、女性ホルモンを摂取するだけで、そんなことになるわけはありません。それでも、すっかり女の身体になった自分を想像する起爆剤とはなっていました。「うぐっ」「めぐちゃんどうかしたの?」声を掛けて来たのは砂田義彦さんでした。入店当時から僕に目を掛けてくれている常連客さんです。「うーん、ちょっと・・」「顔色が良くないよ?」「ちょっと気持ち悪く・・・なって、吐き気が・・」愛さんが隣で僕の表情を見て笑っていました。「呑み過ぎかなぁ?」砂田さんが心配そうに僕を気遣ってくれます。「えー、これウーロン茶(笑)」「じゃ、風邪でも引いた?」「ううん、違うと思う・・・」初めて飲んだプレマリンは、目で見える身体的な変化を起すほどではなかったのですが、少なからず僕の体に影響を与えていることを実感しました。先程から吐き気が僕に取り付いたのです。一粒の錠剤が溶けて僕を変え始めたのでした。「今日は帰った方がいいよ。送っていこうか?」「えっ?本当~?、ありがとうございます」「うん、そうしよう」水商売のアルバイトをはじめて、僕は甘えるのが上手くなった気がします。以前の僕は甘えることは堕落に繋がると自分の中で思い込み、人の親切を拒絶していたのです。しかし、女の子として1年間生活しているうちにすっかり甘え上手になったようでした。

めぐみ18歳の夏

めぐみ18歳の夏

大学に通うため上京した僕は姉と同居することになりました。しかし、僕を待っていたのは妹としての生活だったのです。--------------------------------------------女装を姉に発見されてしまったことにより、はじめは半強制的に女の子としての生活を余儀なくされる主人公です。しかし、姉、大学の友人、そしてアルバイト先でのカミングアウトを通して周りの人々に助けられながら、主人公は押さえていた自分自身の気持ちを解放していきます。そして女の子でいることが自分にとって一番自然なことだと思うようになっていくのです。ちょっと真面目なTG小説です。--------------------------------------------めぐみ18歳の夏 第1章 新生活深山恵18歳、名前をよく読み間違えられますが「みやまけい」と読みます。殆どの人が「みやまめぐみ」と読むのです。最近では訂正もしていませんのでみなさんも好きな読み方をしてください。僕は国際短期大学英文科の学生です。正確に言いますと来週が入学式ですから正式には大学学生ではないですかね。昨日、東京に上京したばかりなんです。僕としては一人暮らしで自由を満喫したかったのです。しかし、東京はアパート代も高く、普通のサラリーマンである父親には家賃が負担だったみたいで姉と同居することになってしまったのです。姉(祐美)は、僕の入学する大学を昨年卒業し、今は保険会社でOLをしています。弟の僕が言うのも変ですがとても美人な方だと思いますよ。その代りと言ってはなんですが、スゴイ性格ブスです。小さい頃から僕を苛めるのを趣味にしているんじやないかと思っていました。その姉と暮らすことになるなんて僕はなんと可哀相な青年なんでしょうか。この春、入学する大学にしてもそうです。姉が勝手に入試の申込をしてしまったのです。もし、他の大学が1つでも合格していればこの大学の入学手続きなんてしませんでした。なんだか嫌や~な予感がするのです。「めぐみ!私、出掛けるからね。食器を洗っておいてよ」「だから・・めぐみ、じゃないって!」「はいはい、遅刻しちゃうから、頼んだわよ。めぐみ」「わかったから、早く行っていいよ」「そうそう、掃除もしておいてね、後、洗濯物も片づけておいて」「おーい、僕は姉貴の召し使いか?」「居候なんだから、そのくらいしても罰は当たらないわよ。じゃ」言いたいことだけ言うと姉は出て行ってしまったのです。「やれやれ」忘れていましたが、姉は宇宙的なガサツ者でもあります。少しスタイルが良くて美人だから、近寄る男も居るみたいですが結婚は一生出来ないと僕は思っています。それでも仕方なく、自分の食事を終えると食器を洗い、部屋の掃除も終えていました。「悲しい性だよなぁ」「18年に渡る習性が姉には逆らえないようにしているんだな」「えっと、後は・・・・洗濯物か」ベランダには洗濯物が沢山干してありました。「なんでこんなに沢山あるんだよ。一週間分まとめて洗ってるのか?」もしかしたら、僕は最近、ひとり言が多くなっているかも知れません。「へー、姉貴はこんなパンティーを穿いているのかぁ」姉の大きなお尻に入るのかと思われるような小さいパンティーが何枚も洗濯挟みで吊るされているのです。可愛いプリントがされているショーツやフリルの付いているショーツ、少し透けてるセクシーなパンティーまであります。僕は近所の目を気にしながら急いで部屋の中に取り込みました。洗濯物を姉の部屋に入れ終え、借りていたビデオをしばらくの間は観ていたのですが、先ほどのパンティーやブラジャーが目に焼き付いてしかたがありませんでした。この時間だったら姉はまだ当分帰って来ません、この部屋は自分だけの個室と同じなんです。僕はついに誘惑に負けプリントの入ったショーツと同じ色のブラジャーを身に着けてしまいました。中学時代にも家族が居ないのを見計らってこっそり着けた事があります。その時のドキドキ感が忘れられなかったのです。僕は鏡に自分の全身を映し出し中学時代に味わった快感を楽しんでいました。「なにしてるの?」振り向くと、そこには姉が立っていたのです。全身から血の気が引いていくのがわかります。「ぁぁぁあ・・・」全裸に小さなパンティーとブラジャーだけの姿で僕は姉の前で立ち尽くしてしまいました。「めぐみは、そう言う趣味の人だったんだ」「・・・・・・・」現行犯を押さえられて何も言えませんでした。「言ってくれれば良かったのに、こっそり私のを穿かないでよ」「ごめん・・」「仕方ないわね、明日は休みだから一緒に買いに行ってあげるわ」「その代り、これから毎日、炊事洗濯はめぐみの仕事だからね、笑」僕がブラジャーを外そうとすると「駄目よ。今日はそのままで過ごしなさい」「えっ?」姉は僕に近づいて来ると外したホックを再び嵌めたのです。「私には子供っぽいから、それはめぐみに進呈するわよ」結局、その日はスウェットスーツの下に姉のパンティーとブラジャーを着けて過ごしたのです。後で聞くと、その日、姉は休暇を取り友達と映画を観に行ったとのことでした。

二人の身体

二人の身体

エリートサラリーマンの阿部将司は悪性の癌に犯されており余命一か月を宣告されていた。しかし、偶然にも魂を他の人間に移動出来ることを知った将司は憑依を試みるのだが、ヤクザに追われる女の身体に魂を憑依させてしまったのである……--------------------------------------- 第一章 憑依大学病院のビルの屋上に阿部将司は立っていた。高所恐怖症の人であったら目も眩む高さであろう。彼は柵を乗り越え病院の駐車場を見降ろしていたのである。(これで何もかも終わりに出来る)半年前迄は、こんな事になるなんて彼は想像もしていなかった。小さい頃から勉強が出来てスポーツマンだった彼は周囲の期待を裏切ることなく一流大学を卒業し、大企業に就職したのである。同期の中でも出世頭であった彼は35歳で課長にまで昇進していた。それが半年前の健康診断で癌を宣告されたのである。悪性の癌は広範囲に侵食しており2回の手術でも摘出しきれなかったのである。「下には誰も居ないよな。巻き込んだら大変だからな」夜の2時過ぎにこんな所を歩いている人など居るわけがないのであるが、用心には越したことはない。(なにしてるの?)声の源を求めて将司が振り返ると、そこには二十歳前後の女性がパジャマ姿にカーディガンを羽織って立っていた。恰好からすると彼女もこの病院に入院しているのであろう。「なんでもないよ、向こうに行って下さい」(死ぬつもりなんでしょ?)確かに柵を乗り越えて下を覗き込んでいれば誰もがそう思うであろう。「君には関係ないことだ、向こうに行ってくれないか」(関係無くないのよ、死ぬつもりなんでしょ?)「だったらどうだって言うんだ」(やっぱり!良かったわ)「良かった?」阿部将司は一瞬自分の耳を疑った。(ええ、死ぬんでしょ?良かったわ)「だったら、今、死ぬから向こうに行ってくれないか」(その前にお願いがあるの)「なんの話しだよ」(死ぬんだったら、その身体、貰えますか?)「……君は死神か?」(良く言うわね、こんな可愛い死神がいるわけないでしょ)(それに死神だったら身体じゃなくて魂を持って行くのよ(笑))「そうか…臓器移植をしてほしいのか、だったら駄目だよ」(どうしてですか?)「僕の身体は悪性の癌に犯されてるから、移植は出来ないよ」(どのくらいの命なんですか?)「思い出したく無いことを聞くね、笑。もって3ヶ月かな」(それだけあれば十分です。私に下さい)「へんな娘だなぁ、どこの病棟に入院してるの?」将司は精神病の患者だと思っていた。(もう、入院はしてないの)「えっ?、じゃ、どうしてここに?面会時間は過ぎてるよ」お見舞いに来たにしては恰好が変である。(昨日、死んじゃったのよ。交通事故で入院したんだけど)「……」(ねぇ、いいでしょ?)「あぅぅぅぅ」激痛が将司の身体を襲ったのである。目が眩みバランスを崩した拍子にビルの淵から足を踏み外してしまった。駐車場のアスファルトが近づいて来る。(ねぇ、いいでしょ?)横を見ると、その女性も将司と一緒に落下しているのである(いいわよ、ね)「うわぁぁぁぁぁ……」将司は落ちながら気を失っていた。 ◆目を覚ますと、そこは、いつものベットの上であった。「阿部さん?夜中に勝手に出歩かないで下さいね」看護婦さんが怒って言った。「みんなで捜し回ったのよ。今後、気をつけて下さいね」「僕はどこで?」「駐車場で倒れていたの、駐車場で苦しくなって気を失ったみたいね」「そうですか」「そうですかじゃなくて、勝手に歩き回らないで下さいね」「はい、すみません」昨夜のことは夢だったのだろうか?「看護婦さん?聞きたいことがあるんですが」「なに?」「二十歳くらいの女性が交通事故で入院していましたか?」「さー、緊急病院ですから毎日、交通事故の人は運び込まれて来るわね」「そうですか…」「なんで?」「いえ、なんでもありません」「そう?、じゃ、苦しくなったら、このボタンを押してくださいね」そう言うと看護婦さんは病室を出ていった。(なんで、貴方がまだいるの?)将司の頭の中で声が聞こえた。「えっ?」(昨晩、貴方は死んだんだから身体から出ていってもらわないと)「あれ?」(早く、出ていってよ)(誰だ?)(名前を言ってなかったわね。私は藤原真央よ、貴方は阿部将司さんね)(僕は頭を打ったのかぁ?)(違うわよ。昨夜、身体を貰ったから私が貴方の体に入ったんじゃない)(貴方には出て行って頂ただかないと)(これは僕の身体だぞ、君こそ出て行ってくれ)(だって…)(そもそも、もっと、健康な人の身体に入ればいいだろ?なんで僕なんだ)(時間が無かったのよ、日の出、迄に身体に入らなかったら蒸発してたわ)(だからと言って僕の体に入ることないだろ)(誰がこんな男の身体なんて…げっ、男臭い!)(早く、出て行ってくれよ)(代体を捜さないと、もう浮遊は出来ないわ。ちょっと、体を借りるわよ)(えっ?)突然、将司の意志に反して彼の身体はベットから起き上がると廊下に出ていった。(おい、どこに行くんだ?)(霊安室よ、魂が抜けてから1時間が勝負なの)(わかった、代体が見つかれば出ていってくれるんだな)(当たり前よ)(おい、何処に行くんだ?霊安室はそっちじゃないぞ)(ちょっと、トイレよ。それともお漏らしする?するのは貴方の身体よ)(おーーい、急げ!!漏らすなよ)(大丈夫よ。念のためだから、笑)トイレの前に来ると、彼女は女性用に入ろうとするではないか(おいおい、そっちは違うよ!!)(あっ、ごめん、つい習慣で。あははは)将司(真央)は小便器の前に立ってもじもじしている。(なにしてるんだよ)(どうするの?)(おちんちんを指で摘まんで出すんだよ。そのまま、おしっこするなよ)(……)将司(真央)は汚いものを摘むような手つきでオチンチンを出して、やっとの事で放尿をはじめた。(おいおい、よく振ってくれよな。パンツが汚れるだろ)(ばっちいよ、触わるの)(よく言うよ、フェラの時は咥えたりするんだろ)(サイテー、スケベ、エッチ、チカン、……)将司の頭の中では延々と罵りが続いていた。(わかった、悪かったよ。それより霊安室だろ!)(あっ、うぅぅぅぅ……)(どうした?)(痛い、全身が……)(僕は感じないよ。笑)(どうにかしてよ、この痛みを…)(ポケットに鎮痛剤が入ってるから飲んだら?)(早く、行ってよ。あっあぁぁぁうっ、いたっい~っ)将司(真央)はポケットより薬を取り出し洗面所の水と一緒に呑み込んだ。全身汗まみれになっている。将司もこの苦痛は何度も味わっているので他人事ではない。自分事なのだが…(人が来たぞ)(……)「大丈夫ですか?凄い汗ですが?」「えぇ、大丈夫よ」声を掛けた男性は将司の返事がオカマ言葉だったのにびっくりしたようである。「そうですか、失礼しました」男性は将司から離れていった。(おい、気をつけてくれよ。僕はオカマじゃないぞ)「わかったわよ」(声に出すなって!) ◆(駄目ね、みんな時間が経ち過ぎてるわ)(しばらく、待ってみようか?)(ええ)将司と真央は霊安室で死体の来るのを待つことにした。20分後・・・・(この体はどうだ?)(駄目よ、老衰じゃないの!これじゃ入り込めないわ)50分後・・・・(あっ、来たぞ!隠れろ。)(この人だったらいいんじゃないか?)(20代後半ってとこかしら、でも好みの顔じゃないわね)(何を贅沢言ってるんだよ)(それに、この人、足が切断されて無いもの……)1時間後・・・・(この人は?)(美人ね、この人にしようかしら)(あっ、駄目だ。おちんちんが付いてる)(えっ?)(しかし、よく人の死ぬ病院だな…)(来たわよ)1時間半後・・・(この人、良いんじゃないか?僕の好みだな)(20代前半、チャーミング、五体満足ね)(だろぅ?)(この身体に移るわ。サヨウナラ!)白いオーラが将司の身体から湧き出たと思うと女性の鼻と口に入って行った。「お世話をかけました。」床に倒れている将司をみつけた真央は近づき彼を抱き起こした。「大丈夫?しっかりして」将司はピクリとも動かない。(大丈夫だよ)将司の顔は死人のように動いていなかった。「えっ?」(ここだよ)「えぇぇ?なんで貴方まで移って来たのよ!」(こんどは僕の健全な死体を捜そう)(なに言ってるの?)(その体は癌で3ヶ月しか維持出来ないから、他に移ることにした)その時、次の死体が運ばれて来たのである。(まずい、死体が動いていたら…)(取りあえず、逃げよう!)(その前に…僕のガウンを着た方が良いと思うよ)確かに、全裸の女性は目立ち過ぎるであろう。

とらんす

とらんす

ボクは旅行中、羽黒山で学友の美佳と出会った。不思議な 出来事はその時を境に始まった。身体が彼女と入れ替わってしまったのだ。精神入れ替え小説。------------------------------------------------------------------第壱章 プロローグ(古代神事能の伝承) 少し汗ばむ初夏、郊外に建てられた広いキャンパスでは木々の緑が光の中で輝いていた。八雲裕紀の心も1年の長い浪人生活から解き放たれ希望に満ち溢れていた。もっとも暗い人生は裕紀の主義に反するのでそれなりの息抜きはしていたのだろう。したがって、やっと入学出来た大学だが世間の評価では一流どころか二流にも入っておらず、将来の人生設計が希望に満ち溢れているとは決して言えないだろう。それでも、これから始まる4年間のことを考えると裕紀の心は希望に輝いていたのだ。しかし、入学して3ヶ月が過ぎキャンパスのあちらこちらでカップルが目に付くようになって来たにも関わらず、裕紀の周りにはいつも親友の岡本太一と橋本浩介がいた。女性の影も形も見えないのだ。(早く彼女を見つけないと暗い4年間を送る事になってしまう。これから夏休みに突入しようというのに、なんで男3人で旅行の計画を立てなくてはいけないんだなんとかしなくては!!)などと裕紀は考えていた。「おい!八雲、聞いているのか?」突然、思考に割り込んで来たのは、岡本だった。クラスが同じでたまたま席が隣り合わせだったことから一緒にいるようになったのだが、どちらかといえば彼は体育系で裕紀とは目指しているものが違うようである。高校時代は柔道でインターハイの準決勝までいった程の強さで彼の事を知っている人も多いらしい。大学でも勉強よりスポーツに明け暮れている。もっとも、裕紀にしても勉学に励もうと思っているわけではないのだが、スポーツに打ち込むことは絶対にありえないと思っている。その横にいるのは橋本で岡本とは正反対のガリ勉タイプである。彼とは試験の時にノートをコピーさせて貰ってからの付き合いだ。「ああぁ、聞いてるよ、でも東北かぁ?夏なんだから海外にでも行かないか?」裕紀は橋本を味方に付けるべく同意を求めたのだが見事に期待を裏切られてしまった。彼は出身が九州だという事もあって、こちらに居るうちに一度は東北へ行きたいとの事だった。結局、形だけでも民主主義国家である日本では多数決により夏休みの行動が決定されてしまったのである。裕紀はグァム島の水着ギャルを諦め、彼らに自分の運命を任せることにした。そう思うと裕紀は旅行話には上の空でサンサンと降り注ぐ太陽の光を浴びたキャンパスを眺めていたのだ。木々や建物、キャンパスを行き交う人々までもがキラキラと輝いている。「あれ?」ふと気が付くとその中に一個所、自ら輝きを発している所があるではないか、目を凝らすとそれは紛れもなく人間であった。「八雲!どうかしたか?」一点を見つめている裕紀を不思議に思ったのか岡本も彼の視線を追った。「彼女か。同じクラスだよな。確か名前は神野美佳って言ったかなぁ?おとなしい感じだけ ど遊んでいるって噂だよ。もしかして八雲のタイプか?でも彼氏が居るみたいだよ。あれ だけ可愛いと先輩がアプローチしないわけないしね。彼氏が居ない方が不思議かもしれな いな」「あんな娘、同じクラスに居たのかぁ?なんで気が付かなかったのだろう」美佳は視線を感じて足を止めた。大学に入ると同時に東京に出て来て、今は大学から10分のアパートに一人で暮らしている。上京する時は都会の生活に一抹の不安も感じていたのだが、今は生活にも慣れ友達も出来て大学生活をエンジョイしていた。「美佳!どうしたの?早く!」美佳は友達の真奈美に呼ばれ、急いで学食へと向かった。「今日は何にする?」真奈美はカンウターの上に掲げられた、いつものメニューを見ながらそれとなく聞く。「私はラーメンと餃子にしようっと」幸子が言うと美佳と真奈美も暗黙のうちにそれに従い列の後尾に並んだ。「美佳?さっきはどうかしたの?」「なんだか人に見られてるみたいな気がして・・・」「あぁ、それって良くあるわよね、特に欲求不満の時とか(笑)。美佳も早く彼氏を見つけ ないと暗い4年間を送ることになっちゃうわよ」3人はラーメン餃子を受け取り窓際の空いているテーブルに向かった。「夏休みどうする?私の友達がグァムのチケットを手配してくれるって言うんだけど」真奈美が話を始めた。「友達って彼氏じゃないの?」「彼が旅行に行こうって言うんだけど、まだ二人きりじゃね。」「彼の友達も来るって言うから美佳も行かない?」「なんだか、数合わせのような気もするけど私が付き合ってあげよう」幸子が手を上げ参加表明をしたのである。「あなたは彼氏がいるでしょ?彼はどうするのよ」幸子を窘めるのだが、美佳が夏休みは山形の実家へ帰らなければならない事を知ると手の平を返したように真奈美は幸子の同伴を認め、メンバーはあっけなく決まってしまった。2人が旅行の計画を練っている間、美佳は光の輝くキャンパスをなんとなく眺めていた。「なんだろう?あの光は・・・」上越新幹線で新潟まで2時間10分、そこから羽越本線で2時間、裕紀は今、鶴岡にいる。(鶴岡は藩政時代からの文化遺産が多く。江戸と明治、仏教とカトリックが融合した薫り高い文化の町でそんな史跡を探訪するのが楽しい)裕紀は1人、本屋で観光案内を立ち読みしているのである。岡本と橋本と裕紀は3人で東北の山形まで旅行に来ていたのだが、ここ鶴岡で彼は岡本らと剥ぐれてしまったのだ。グァム島旅行の計画が却下された時点で裕紀は彼らに計画の全てを任せていた。付録のように付いて来ただけの裕紀は旅行の行動予定を全く把握しておらず、宿泊場所すら聞いていなかったのだ。もっとも男3人旅なので宿を手配していたかどうかも定かではないのだが。呆然としていても拉致があかないので自力で観光周りをしようと鶴岡の本屋で研究をしている最中なのである。「出羽三山だったかなぁ?」頭の片隅にチリのごとく残っている彼らの会話を思い出していた。この本によれば有名な観光名所であるらしいので、とりあえず行ってみることにした。裕紀がバス亭で時刻表を調べ買ったばかりの観光案内を読んでいると、突然・・・・「こんにちわぁ」振り向くとそこには髪をポニーテールにまとめたジーンズにTシャツ姿の神野美佳が黒い大きな瞳で裕紀の観光案内を覗き込むように立っているのだ。「何を読んでるの?」彼女は大学のキャンパスにでも居るかのように話しかけてくる。「どうして君がここに?」彼女の質問には答えず裕紀は疑問を投げかけた。「びっくりした?後をつけてきたのよ!」少しふざけた顔で彼女は笑った。本当のところは彼女の実家が櫛引町というところで夏休みを利用し帰省して来たのだ。彼女もこんな所でクラスメートに合うとは思わず、驚いてたようだ。裕紀が2人と剥ぐれてしまい途方に暮れている事を知ると彼女は櫛引町に来ないかと薦める。彼女の説明では櫛引町には室町時代から伝わる黒川能という古代神事能があるそうで、今では国際的にも有名で国の重要無形文化財に指定されているらしい。「私の家は汚いところだけど広いから八雲さんの1人や2人、十分泊れるから」と付け加えたのだ。裕紀にとって美佳の提案は悩み事を2つも同時に解決してくれる申し出であった。裕紀は断る理由もなく2つ返事で同行することにした。バスを降りると60歳前後の老人が彼女を迎えに来ていた。代々神野家に使える使用人だそうで彼女が経緯を説明すると訝しげな顔をして裕紀の体を嘗め回した。「ようこそいらっしゃいました。」取って付けたように一言いうと老人は彼女の荷物を受け取り先を歩きだした。「のこのこ付いて来て良かったのかなぁ?勘違いされたかもしれないな」老人の態度に気後れした裕紀は小声で美佳に念を押した。「勘違いされても私は構わないわよ(笑)」とあっけらかんとしているのだ。20分程歩くとそこは神野家であった。田舎の庄屋のようなものを想像していたのだが立派な門構えに整った庭、池まであって値段はわからないが高そうな鯉まで泳いでいる。彼女の家は黒川能が表の能だとすると裏の能にあたる神山能伝承の家系で真の神事を司っているらしい。血を継ぐ人にも不思議な力が受け継がれているそうだ。今でいう超能力みたいなものらしいが代によって能力は違うとのことだった。「美佳も能力があるのか?」「少しね」「美人に変身できるの」「ほら!」美佳はニッコリ笑ってこれが私の能力よ。と裕紀をからかうのである。「あのねー!(笑)」その日は能楽堂のような伝習館を見学するだけで彼女の家に戻ることにした。明日、彼女の案内で朝から出羽三山に出掛けることにしたのだ。早い夕食を彼女の両親と一緒に取り大学での話や裕紀自身の話など尋ねられる事にいろいろ答えていた。娘が自分の監督下から放れ都会の生活をはじめた事が田舎に住む美佳の両親には心配なのであろう。泊り賃だと思えば安いものだ。会話を続けていると「ご両親は納得してるのですか?」突然、意味不明な質問が投げかけられた。僕が首を傾げていると彼女が横から「ちがうのよ!」いつになく真剣に否定したのでかえって気になり真意を確認する事にした。話を聞いて裕紀は唖然としてしまった。お父さんの言うには神山能の継承者は男性でなくてはならないらしい。はじめは美佳の御両親が裕紀を美佳の結婚相手と間違えてこの家を継承するのだと勘違いしたと思ったのだがどうも違うらしい。継承者は精神的血を引いてなくてはならず美佳本人でなければならないとのことなのだ。すなわち、女性である美佳は20歳までに男性の代体を探して精神を入れ替え男性にならなければないらしい。成功しなかった場合、彼女は体と精神が遊離してしまい肉体は滅び精神はこの世を永久にさ迷うらしい。代体する男性も誰でも良いわけではないらしい。霊波の相性というのがあってそれが合致しなくては代体とはなり得ないのだ。相性の合った霊波を持つ男性の存在は希であり残された1年間でに見つかる可能性は非常に少ないとのことだった。迷信ですよね。と言おうと思ったのだが真剣なご両親の眼差しを見るとそれ以上尋ねることが出来なかった。隣にいた美佳までが悲しげに下を向いてしまっているのだ。夜中に目を覚ますと見知らぬ天井が目に入ってきた、ここは神野家だった。昨日は美佳の家に泊めて貰ったのだが、いつもより早く寝た為にこんな時間に目が覚めてしまったようだ。裕紀は昨晩の妙な話の事を思い出していた。(冗談でも言ってるのならともかく顔が真剣だった。美佳まで悲しそうな顔をしているし、 この家の人々は皆信じ込んでしまっているようだ。明日は早く旅立つことにしよう)時間が気になり寝る前に枕元に置いた自分の腕時計を見ようと寝返りをうって時計をとり眺めると暗くてよく見えないが、まだ12時だった。「あれっ?」胸のあたりが枕にぶつかり違和感がある。恐る恐る、腕時計をもとの位置に置いて胸に手をやると胸の辺りに弾力性のある膨らみが肌蹴た浴衣から垂れ下がっているではないか。「なっなんだ?」裕紀は部屋の電気を点けて布団の上に座り、肌蹴た浴衣の合わせを開いて覗き込んだ。彼の胸には紛れもない女性のバストがそこにあった、その先にはピンク色の男性の物より明らかに大きめの乳首がそれぞれついているのだ。彼は恐る恐るバストの先にある乳首を摘まんでみた。それは確かに彼自身のものとして大脳と神経が繋がっていた。頭が混乱していると急にトイレに行きたくなって来たのだが、不安が沸いてきた。(もしかしてオチンチンは?)今度は浴衣の裾を肌蹴てトランクスを覗き込んだ。「無い!!」

リアリティ

リアリティ

SFチックな女性化身体改造、調教系SM小説です。------------------------------------------リアリティー プロローグ 2035年、リアリティー社は仮想空間を構築。商用としてサービスを開始した。空間は2017年の地球を模写しておりクローン培養された生物が息づいている。そこで生を受けたクローン達は自分が仮想空間で管理コントロールされていることに一生気がつかないで生を終えた。クローンの中にはアバターと呼ばれる特殊な生命体も飼育されていた。このアバターも普段は通常のクローンとして生きているのであるが、普通のクローンと違っているところは現実の空間から人がシンクロすることである。すなわち、リアリティー社への報酬と引き換えにアバターの中に入り込み、数時間から数年間の間、仮想空間で生活することができるのであった。 もちろん、アバターと現実の身体はリンクされており、アバターがなんらかの原因により不慮の死を遂げた場合は即刻精神は現実の身体へと生還される仕組みになっていた。旅行者の中には仮想空間の秩序を乱そうとする者も現れた。現実の世界から旅行者は絶えずモニタリングされていが直接的にコントロールすることは出来なかった。そこで、エージェントと呼ばれる管理人が仮想空間に赴き不適格な旅行者を強制撤去するのである。簡単に言えば旅行者を仮想空間の世界で殺害することにより現実の世界へ召喚するのであった。「お呼びですか?社長」「あぁ、ユウジ。よく来てくれた」「何か問題でも?」「これを見てくれ」ユウジは社長によって開けられたドアの奥を覗き込んだ。「これは・・・・」そこには、十数体のエージェントが横たわっていた。エージェントはプラグのついたヘルメットを装着しているのだが、活性化状態を示すランプはみな黄色を点滅させていた。「君も聞いていると思うが、次から次へとエージェントとの連絡が途絶えてい るんだ」「黄色のランプが点滅しているということはこん睡状態ですか?」「そう。殺害されたのであればコチラの世界に自動的に精神が戻り、身体と融 合するのだが仮想空間の中で生きても死んでもいない状態のようだ」「何者かの仕業ですか?」「ふむ」「先日、君の友人であるケイに調査を依頼したんだが、彼も例外ではなかった」ユウジが再び横たわるエージェントに目をやると、そこには友人のケイが横たわっていたのである。「ケイ!」「・・・・・」「信じられない・・・ケイ程の腕利きエージェントが敵の虜になるとは・・・」「どうだ?行ってくれるかな?」「もちろんです。ケイを救出してきます。」 ◆「真希、ご指名だ」「・・・・・はい」栗色の長い髪は腰の近くまであるだろうか、黒のタンクトップが身体に纏わりつくように膨らんだ胸とくびれたウエストを綺麗に形とっている。ミニスカートは膝上20cmのところで止まっており、すらっと伸びた太腿を露わにしていた。身長は女性としても低い方であろうか、150cmを少し越えた位であった。目鼻立ちのハッキリしたキュートな顔立ちは○校生とも見える容姿であった。プラダのバックを片手に持ち、ミュールのパンプスを履き、斎藤真希は男の後に続いた。マンションの前には黒塗りのベンツが真希達を待っていた。男と真希が後部座席に乗り込むと行き先も確認することなく車は静かにスベリ出した。「解ってると思うが、今日の相手はお前にとっても大事な方だからな」「・・・・・」「粗相のないようにするんだぞ」真希は男の言葉を聞いているのかいないのか、無言のまま長い栗色の髪を後頭部の辺りにまとめていた。「聞いているのか?!」「・・・・・」真希は小さい頃に両親と死に別れ、独りで生きてきた。彼女は○学を卒業すると施設を飛び出し東京に上京したのだが、定職につくことも出来ずに水商売を転々としていたのである。しかし、最近の不況は水商売をも直撃しており、真希の勤めていたバーも二ヶ月前に店を閉じてしまったのであった。借金を抱えて真希はすぐに窮地に立たされてしまった。それを見越したように現在のデリヘルから誘いがあったのである。半ば強制的に借金をチラつかされ新たな仕事場として今の仕事を選択させられたのであった。男は無視を続ける真希の髪を鷲掴みにした。「なんとか言えやぁ~」「・・・わかってるよ」「その言葉使いはなんだぁ?もういっぺんいうてみーぃ?」「わかってます!」「最初からそういえやー、品のないやっちゃ」真希は乱れた髪を再び整えだしたのである。ベンツは数分で目的のヒルトンホテルの前に着いた。「わかってるな?気に入られるよう素直に言うことを聞くんやで」「・・・はい」真希がこれから逢うことになっている澤田雄一は政財界でも顔役の男であった。真希の所属するデリヘルを裏で経営する広域暴力団と強い繋がりもあるようで利権への代償として真希が差し出されたのである。「見染められれば、お前の借金も帳消しだから気張って来いや」真希はホテルの広いロビーを抜け、エレベータに乗り込んだ。最上階のボタンを押すとすぐにドアが閉まり真希を乗せたエレベータは上昇を始めた。エレベータはカプセル型をしており、すぐにガラス張りの向こうに東京湾が広がった。地上を歩いている時は海がこんなにも近いとは思わなかったが、ホテルから見下ろすそれは手の届くように思えるほど近い位置にあったのである。「ふうー」階を表示する数値が目的の階に近づくに連れ、真希は始めての経験に緊張を覚えていた。何を言われても、絶対服従することを約束させられていたのである。目的の部屋はすぐに見つかった。黒いスーツに身を包んだ男が二人、部屋の前で警護していたのである。「ご連絡を受けた真希です」黒いスーツに向かって真希は告げた。男の身長は190cmを越えているだろうか、真希の背丈は男の胸の辺りまでしか到達していなかった。天井を見上げるような状態である。「斎藤真希さんですね?・・・どうぞ」男んの言葉は丁寧だったが、顔は明らかに真希を侮蔑する表情を示した。男は軽くドアをノックした後、ドアを開けた。真希は男に促され一人部屋へと入った。部屋の広さは30畳もあるだろうか、真希の部屋の何倍もあった。男は眺望の良い大きな窓ガラスの前に背を向けて立っていた。「こちらに来なさい」「はい」真希は男の斜め後ろまで進んだ。顔は見えなかったが、60歳を少し越えたくらいだろうか世代の割りには背が高く凛々しい感じを受けた。「よい眺めだろ?」「はい」男が言うように、夕日がビルを赤く染め世界を一変させていた。「ここで全裸になりなさい」一言いって、男は部屋の奥に向かって歩き出した。「・・・・・」一瞬、真希は自分の耳を疑った。男はソファーに腰掛、黒いシュリエットとして褐色化した眺望の中に真希を見ていた。「聞こえなかったかね?」「いえ・・・でも、ここでは外から・・・」「いいじゃないか、皆に君の綺麗な身体を見せてあげようじゃないか」「・・・・」「私の言うことが聞けないのかね?」「わかりました・・・」真希は黒のタンクトップとミニスカートを脱ぎ近くのテーブルの上に置き男に向き直った。ブラとパンティーだけとなった真希を黙って咎めるように男は見た。無言で全裸になるよう男は真希に命令しているのである。「ブラとパンティーもですか?」男は答えなかった。何も直接指示されないことは真希にとって辛いことである。男から的確に命令されるのであれば行動に移し易いのであるが、無言の指示は判断に困るのである。要求されていないことまでしてしまう恐怖があった。ブラを外すとスレンダーな身体とは反して豊満なバストが露わとなった。再び真希は男の顔を見た。パンティーを脱ぐことも望んでいるか確認したのである。真希は仕方なく男の前でパンティーを脱いだ。「脱ぎました」「もっと窓際に近づきなさい」「はい」一歩、二歩と窓際に全裸の真希は近づいた。もし、このホテルのこの窓を見上げる人がいるなら、真希はその者に視姦されてしまう状態であった。「何人の人間が君の綺麗な身体に気がつくだろうね(笑)」「そんなー」「両手を上げて窓ガラスに置きなさい」真希は万歳の格好で窓ガラスに手を触れた。普通に立っているより、外から見え易い格好にされたのである。煙草の煙が真希の鼻をついた。ソファーに座りながら男は煙草を吸い、羞恥心に苛まれる真希を眺めているのである。突然、後ろからバストを鷲掴みにされた。「あぁ・・・」真希は反射的に身を捩り手を下ろそうとしたのであるが男はそれを制した。「そのまま!」再び、真希が両手を上げたことを確認すると男は真希の乳首を摘まんだのである。「あぁ、ああ」真希は身体を捩り無言の抵抗をした。しかし、男の指先は少し固くなった真希の乳首から離れることはなかった。それどころか抵抗を咎めるように乳首を摘む指に力が入ったのである。「痛っ」真希は動きを止め、無言で服従を表した。「良い娘だ・・・笑」男の手が真希の股間に向かって動き出した。「なんだ?これは」「・・・・」迂闊にも真希の身体は羞恥心と乳首への愛撫に反応してしまっていたのである。「お前は淫売だな」「そんなことありません。貴女が愛撫するから・・・」「うん?逆らうのか?」「そんなことないです」「お前は淫売だな?」再び男は同じ質問を繰り返したのである。明らかに真希への肯定を強要しているのである。「はい」「やっぱりそうか・・・こんなに濡れてしまってるぞ」「・・・・」「どうして欲しい?」「・・・・」「入れて欲しいんだろ?」真希は男の求める通りに頷いたのである。「ハッキリ言わないとわからないぞ」「・・・・」「なにをして欲しいんだ?」「男性のモノを・・・入れてくださぃ」真希の声は聞き取れないくらい小さなものとなっていた。「よし、これを使うか。僕のものは役に立たないので代用品なんだよ」男は大きなバイブレータを真希の目の前に近づけた。「そんな大きなもの・・・・駄目です」 ◆「ユウジ、準備はいいかね?」「はい。いつでも」「君のアバターは大手商社に勤める28歳の男性だよ。合気道の達人だから、 活動するには持ってこいの身体能力だ」「了解しました」装着していたヘルメットのランプが青に点滅しだした。激痛がユウジを襲う。「うわぁぁぁぁ」何度体験してもこの苦痛だけは慣れない。とユウジは思っていた。ユウジの視界が白い光に包まれていった。その時である。計器の異常を知らせる警報が鳴り出したのだ。「おいどうした!?」社長が叫んだ。転送先アバターに異常が発生しています。「なんとか回避できないのか?」「駄目です。このままではユウジの精神は拡散消滅してしまいます」「別のアバターに移転させられないか?」「でも、準備が・・・ランダム転送するしかありません」「一時的に現実の身体とのリンクが切断されてしまうな」「こちらからはアバターが特定できなくなってしまいます」「ユウジのことだから異常に気がつき、すぐにコンタクトを取って来るだろう」「だと思います」「緊急処置だ、ランダム転送に切り替える」「はい」

BeSide

BeSide

見えない力によって強制的に女の子として生活することとなってしまった耕太であったが、ついに身体にまで異変が!? 性転換SMを題材とした短編小説。------------------------------------------------------------「be-side」 プロローグ 午後一番に始まった会議は2時間を過ぎようとしていました。医薬品メーカーの研究所に勤める僕は来年度の研究テーマ選考会に上司である主任の宮崎恵先輩と共にこの会議に参加していたのです。多くの案件を順次審議しており、思いの他、時間を費やしていました。「どうしたの?耕太」主任は僕のことを名前で呼びます。主任だけではなく部門の人達は皆そうなのです。何故なら主任と僕は名字が同じ宮崎なので混同してしまうからです。三年前に入社した当時、部長に呼ばれると二人して返事をしてしまう事がよくありました。もっとも殆どの場合、部長は主任を呼んでいたのですが。「顔色が悪いわよ?」「さっきからトイレを我慢してるんです・・・」「会議の前に行っておかなかったの?あと2件で審議も終わるんだから我慢で きないの?」「・・・・・・・・」「仕方ないわねー」「宮崎、どうした?」会議の進行をしていた部長が咎める口調で僕達に向かって言いました。「耕太が〇シッコを我慢できないようなんです」僕の代わりに主任が部長に答えました。トイレと言わずに〇シッコと言うところが主任の意地悪いところです。「男は女性と違って膀胱が長いから2時間位我慢できるだろ?あと少しで終わ るからもう少し辛抱しなさい」「・・・・・・・・」「それがもう我慢できないそうです」またしても主任が代わりに答えました。「仕方ないな。これからは会議の前に用を済ませておくんだぞ」さすがに僕の顔色を見て部長もそれ以上会議にとどまる事を強要はしませんでした。「はい。すみません・・・」僕はテーブルの上の資料をそのままにして、一目散に会議室を出ました。(ちゃんと会議の前に用は済ませておきました)と、弁解したい気もありましたが、今の僕にはそんな余裕はありません、早くトイレに駆け込まなくては、一刻の猶予も無い状態でした。。 これほどトイレが会議室から遠いと思ったことはありませんでした。それでも、なんとかお漏らしもせずにトイレに辿り着くと、少しの安堵感に僕は包まれました。 トイレに駆け込み小便器の前に少し前屈みの姿勢でお尻を突き出しながら急いでズボンのファスナーを下ろしました。気持ちよく放〇することを想像しながら。「えっ?!・・・・ない!」 いつもの通り開いたズボンのファスナーに指を入れパンツの中に格納されている僕の息子を摘み出そうとしたのですが、いつもの場所にいないのです。 いくら僕のモノが自慢できるほど大きくはないとは言え、見つからないことは今までの人生の中で一度もなかったことです。安堵感が一変して戦慄へと変わりました。(焦るな!) 僕は自分に言い聞かせました。しかし、身体は放〇の秒読みに入っており、各組織は閉ざされた緊張を緩め始めてます。右手をズボンの中に突っ込み自分の股間を弄るのですが、そこにはのっぺりとした比較的薄い茂みがあるだけであるべき突起物がないのです。いや、突起物どころか茂みに手を当てると割れ目があり陥没しているではないですか。 混乱の中、僕は咄嗟に後ろの個室に駆け込み、ズボンとパンツを下ろし、洋便器に座り込みました。突起物のない身体から〇シッコが出るのだろうか?一瞬、そんな疑問が僕の脳裏をかすめましたが、限界に達していた〇シッコ達はそんな躊躇はどこ吹く風とばかり便器に向かって飛び出したのです。 永遠に続くと思われるほどの放〇とスッキリ感が僕を包みました。 用を終えた僕は便器に座ったまま恐る恐る自分自身の股間を調べることにしました。しかし、僕の息子はついに発見できなかったのです。今度は手で弄るだけではありません。二つの目でしっかりと調べたのです。もしかしたら、割れ目の中に埋没しているかもしれないと、左手の指で割れ目を左右に開いて中まで調べたりもしました。 僕の股間は女性のそのものとなっていたのです。